住居移転の手続きについて
新たなスタートには欠かせません
引っ越しが無事に終われば、新しい生活を気持ちよく過ごすために必要な手続きを済ませることが大切です。
手続きが遅れるほど不便になることも多いため、できることから済ませるようにしてください。
住居移転の手続きについて覚えておきたいことを確認してみましょう。
引っ越し前に行う事
住居移転に伴う手続きは引っ越しを終えてからではなく、引っ越しをする前から準備が必要です。
スムーズに手続きを終わらせるためにも、順を追って準備してください。
まずは前の住所地がある役所に行き転出届を提出します。
この時に持参するのは運転免許証などの公的な身分証明書と印鑑です。
転出届を出すと転出証明書を発行してもらえますが、この書類は引っ越し後の転入届で必要になります。
なお、同じ市町村で引っ越しをする場合には、転出届や転入届の必要がなくて転居届を提出してください。
国民年金や国民健康保険に加入している方は、転出届を提出する際に手続きを行うようにしてください。
特に国民健康保険については転出届と一緒に手続きをしておかないと、病院で使いたい時に使えない状況になるので注意してください。
以前の住所宛てに郵便物が届いた場合に新居へ転送してもらう方法として、最寄りの郵便局で転送届を出してください。
この手続をしておくと1年間は以前の住所宛てに届いた郵便物が新居へ自動的に転送されるので、その都度郵便物を送ってきた方に住所変更の手続きを依頼してください。
この他にライフラインの手続きとして、水道や電気、ガスなどの窓口に引っ越しの連絡を入れて下さい。
あらかじめ連絡を入れておかなければ、引っ越しをした当日から新しい家でライフラインが使えない場合があります。
インターネット環境の接続についてもあらかじめ確認しておき、事前に工事が必要になる場合は早めに予約を入れておきましょう。
引っ越し後の手続き
引っ越しを終えてから数えて14日以内に必ず行わなければいけないのが転入届と国民年金、国民健康保険についてです。
これらの手続きを終えなければ、本当の意味で引っ越しが終わったとは言えません。
手続きに必要なのは転出届を出した際に発行してもらった転出証明書と身分証明書、印鑑になります。
運転免許を取得している方は、新居の住所地を管轄している警察署に行って住所変更に関する手続きを忘れずに行いましょう。
身分証明書として運転免許証を活用している方が多いですが、住所変更をきちんとしておかなければ身分証明書としての役割を果たせない場合があります。
この他に学校に通っているお子様がいる場合には、転校の手続きを速やかに行うことが保護者としての大切な努めです。
わからない部分があれば遠慮なく学校の教頭先生などに確認をとりながらきちんと手続きを済ませておきましょう。