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残代金の支払いについて

内覧後に行う最後の手続き

いよいよマイホームに入居できるという段階になると、買い主に室内に問題がないか確かめてもらう内覧を行います。
隅々までチェックを行い、特に問題がなければ引き渡しに向けて最後の手続きを行います。

マイホームの購入代金は、一般的に全額まとめて支払うものではありません。
双方が合意した売買契約に基づき支払回数も異なりますが、一般的には2~4回に分けて支払う場合が多いです。
例えば売買契約が締結した時点で手付金として費用の5%程度を支払い、上棟した時点で代金の65%を支払い、最後に引き渡しを行う際に残りの30%を支払うようになります。
支払うタイミングや割合については、それぞれの契約に従って行うことになります。

残代金を支払った時点で引き渡しが実行されて鍵を受け取ることになります。
残代金の支払いについて確認しておきたい点をいくつかご紹介します。

支払いは現金以外もOK

残代金を支払う場合には現金を用意しておかなくても大丈夫です。
もちろん現金を用意しても良いですが、あらかじめ指定されている金融機関の口座へ振り込むのが一般的です。
自己資金ではなく、住宅ローンを利用している場合には金融機関へ残代金が決済される期日を伝えておいて、当日に振り込みされるように手続きを行いましょう。

なお、ここで注意したいのが住宅ローンの金利についてです。
契約内容によって何回かに分けて支払われることになりますが、その時期によって金利が異なる場合があります。
定期的に金利は見直しされていますので、ローンを申し込みした時よりも金利が高くなっていたとか、低くなったと一喜一憂している方も多いです。
覚えておいていただきたいのは、住宅ローンを申し込みした時点の金利ではなく、融資を実行した日の金利が適用されることになります。

つまり、申し込みをした時点ではローンの金利が高かったのに、融資を実行した時は低くなっていたという場合には結果的に良かったと感じられますが、逆だった場合には損をしたと落ち込んでしまうかもしれません。
短期間で大幅に金利が変動することはほとんどないと考えられますが、当初の予算設計よりも若干異なる可能性があることを覚えておきましょう。

代金を完済する前に最終確認を

マイホームを手に入れるのはもうすぐ!と思うほど嬉しくて舞い上がってしまいそうになりますが、最後まで気を抜かずに最終チェックをしっかり行ってください。
代金を完済するということは、買い主が特に問題がないと認めて完全に自分の所有物とすることになります。
全ての手続きが終わってから文句を言っても遅いのです。
何となく工事が雑なのでは?と感じる部分があれば遠慮なく指摘してください。
他にも気になった部分があれば早めに指摘して改善を求めるようにしてください。