登記の契約について
所有者を明確にするための手続き
マイホームは大事な資産として扱われるものなので、しっかりと管理しなければいけません。
公的に誰の所有物なのかをはっきりさせるために必要になるのが登記です。
一戸建ての登記簿は土地と建物で別々になるため、土地と建物の所有者を別々にすることも可能です。
マンションの場合はそれぞれの専用部分が区分建物として登記される仕組みになっており、専有部分と敷地を別々にすることはできません。
専有部分と区分建物はセットで登記されるものだと覚えておきましょう。
一戸建ての場合は基本的に自分で登記の手続きを行うことも可能ですが、マンションの場合は専有部分と敷地を併せて登記するため自分で手続きを行うことができません。
いずれにしても素人では難しいとされる手続きを行うため、司法書士に依頼するケースが多いです。
ここでは登記手続きの一般的な流れを確認しておきましょう。
参考:http://www.yashio-office.com/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/
登記までの流れ
マイホームを購入するのにあたってどのような流れで手続きを行うべきなのか確認しておきましょう。
まずは購入手続きとして手付金を支払って物件を確保し、売買契約を交わします。
売買契約では重要事項の説明も行われますので、しっかり話を聞いておくことが大切です。
自己資金で全額賄うことができる場合には問題ありませんが、住宅ローンの利用を検討している場合にはローンの申し込みをしてください。
マイホームを購入すると決めた時点でいくつかの金融機関を比較して、どこが最も条件の良い住宅ローン商品を提供しているのか確認しましょう。
長期間利用することになるため、返済計画をしっかり立てて生活に支障が出ないように確認してください。
無事に審査を通過して融資を受けることがわかれば、金融機関と住宅ローンの契約も交わしておきます。
今すぐにでも住むことができる状態になれば、残代金の決済が行われて鍵の引き渡しがされます。
ここからは登記手続きが本格的に必要になります。
全ての代金を支払って鍵を受け取ったということは、事実上買い主に所有権が移っていることになります。
所有権が公的に買い主に移ったことを認めてもらうために必要なのが登記なのです。
依頼を受けた司法書士は速やかに所有権保存登記または所有権移転登記を行います。
保存登記は新築物件など初めて登記が行われるもので、移転登記は以前の所有者から新しい所有者へ権利が移ったことを示す登記になります。
登記手続きが完了するまでにはだいたい1週間から10日前後必要になります。
手続きが終わると登記識別情報通知が発行されるので、大事に保管しておきましょう。
登記費用については司法書士によって異なる金額を請求されます。
場合によっては不動産会社などへ渡すバックマージンを含めて請求するケースもあるそうなので良心的な司法書士に依頼することが大切です。