ローンの申し込み
スムーズな返済を心がけましょう
マイホームの購入資金を全額自己資金で用意している方よりも、住宅ローンを利用する方の割合が多いと言われています。
とても大きな金額になるため、ローンの利用年数も長くなってしまいます。
ローンを契約した時点では問題なく返済できると考えていたのに、仕事や体調などの関係で返済するのが難しくなることも考えられます。
このような結果は誰にでも起こり得る問題で、決して自分だけは大丈夫だと考えないでください。
住宅ローンを利用するのは少し不安を感じるという方も多いですが、しっかり計画を立てておけば過剰に心配し過ぎる必要はありません。
ローンの申し込みにあたって気をつけておきたいポイントをご紹介します。
返済計画の立て方
住宅ローンの利用にあたってしっかり考えておきたいのが返済計画です。
いくら借りるのか、毎月いくら返済するのか、ボーナス払いは必要かなどの点を確認します。
まずは借入金額をしっかり考えておきましょう。
マイホームの購入資金が高額になるほど、住宅ローンの借り入れが難しくなる場合があります。
融資額の上限は基本的に支払能力が加味されるため、審査の結果次第では希望通りに借り入れできない可能性があります。
審査内容については一般に公表されないため、はっきりとしたことはわかりませんが、基本的な確認事項として他社からの借り入れがあるか、勤続年数、年収、年齢、配偶者の年収なども確認されています。
大体の目安としては、年収の7倍程度が上限だと言われていますが、無理なく返済するためにも5倍程度を上限と考えておくと良いでしょう。
全額住宅ローンで賄うこともできますが、ある程度は自己資金から頭金を用意しておくことも大切です。
また、物件の購入代金以外にも諸費用などの費用が発生しますので、余裕を持って計画を立ててください。
返済額についてはこれからの人生設計も含めて考えておきましょう。
現在の家計状況だけでなく、将来家族構成が変わった時なども考えながら計画を立ててください。
あまりにもギリギリな金額で設定すると、いざという時に支払いができずに滞納する事態に陥ります。
時にボーナス払いについては、不況の影響で支払いをカットする会社も増えているため注意が必要です。
金融機関の選び方
住宅ローンを提供している金融機関は複数あるので、いくつかの住宅ローン商品を比較しながら最適なものを絞り込みましょう。
最終的に選んだ金融機関で申し込みをする場合には、実印と住民票、収入を証明する源泉徴収票などの書類、運転免許証などの本人確認書類を持参してください。
申し込みを行うと必ず審査に通るとは言えませんが、審査に通らなかった場合にすぐ他の金融機関で審査を受けるのは不利になります。
個人信用情報で短期間のうちに借り入れの申し込みをした事実がわかると、不利になると言われています。